R36 遣繰算段 V.2.1 の使い方

*** Excelで動作する家計簿と予定表(予算)を連携させたフリーソフト:::開発・サポート終了 ***

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  1. 記帳を開始する前に、まず設定
  2. 設定が終わったら、記帳を開始
  3. 予定表(簡易スケジューラ)の活用
  4. 複合条件検索で簡単家計簿チェック
  5. 科目別集計(かんたん台帳印刷)
  6. 口座別集計(かんたん台帳印刷)
  7. その他

■記帳を開始する前に、まず設定

R36 遣繰算段を起動すると、いつも[記帳]シートが表示されるようになっていますが、これは、通常の基本操作が「入力作業」になるところからこのようにプログラムしています。

その「入力作業」においては、入力に必要な項目をあらかじめ設定しておく必要があります。この項目設定を「設定」シートに登録しておきますので、記帳を開始する前に必ず「設定」を済ませておきましょう。
「設定」シートを表示するには、「記帳」シート画面の左上にある赤枠内の[▼]印ボタン(以下「シート移動ボタン」と呼びます)をクリックして、シート名一覧から「設定」をクリックします。

  設定  

《設定シートでの設定項目》
以下の設定が完了すれば、自分の家計簿(器)ができたようなものです。あとは「記帳」していくだけです。

「編集をロック」ボタンと「設定項目の編集(PW)」ボタンについて

  編集をロック   設定項目の編集(PW)

「設定」シート画面の左上、「シート移動ボタン」の右側に、「編集をロック」ボタンと「設定項目の編集(PW)」ボタンが配置してあります。

●「編集をロック」ボタンをクリックすると、設定の入力欄がロックされ、入力編集ができない状態になります。通常はこの状態でお使いください。

●「設定項目の編集(PW)」ボタンをクリックすると、「編集用パスワード」の入力ウィンドウが開きますので、編集用パスワードを入力して[OK]ボタンをクリックしてください。これで、設定の編集(項目の追加など)ができるようになります。
※編集用パスワード:r36

「記帳データの消去」について

 記帳データの消去 

「記帳データの消去」をダブルクリックすると、「記帳」シートから入力したすべての記帳データが消去されます。R36 遣繰算段の初期化機能です。ただし、「設定」シートの登録情報は消去されませんので、年度の切り替え時などにご活用ください。「記帳データの消去」を実行する場合は、あらかじめ、現在のファイルを「名前を付けて保存」しておくなど、バックアップをとっておくことをお勧めいたします。

「設定」の注意事項

「設定」シートに登録した科目名やその入力位置は、記帳期間の途中で変更しないでください。これらの変更が行われると、集計や検索が適切に反映されなくなります。
ただし、科目名の追加は必要に応じて可能ですので、記帳期間の途中で発生した新たな科目は順次追加していってください。

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■設定が終わったら、記帳を開始

  記帳  

「設定」が終わったら、記帳を開始します。新規「記帳」ボタンは以下の3つが用意されています。
それぞれをダブルクリックすると、入力フォームが開きます。

「記帳」は、必ずしも日付順に入力していく必要はありません。もし、記帳忘れなどがあっても、気づいた時点で記帳すれば問題ありません。レシートなどの出金メモを残しておけば、入力作業もある程度まとめて行うことができるでしょう。また、二重登録や入力ミスのチェックは「検索」シートを活用することによって、修正すべき登録データを容易に発見することができます。
でも、「記帳」は、毎日少しずつ正確に記録していくことが家計簿の基本かもしれませんね。

《口座移動の入力項目》

※移動金額(口座移動)データを記帳する場合は、[登録]ボタンをクリックしてください。[登録]ボタンをクリックすると、[記帳]シートに入力情報が転記されます。同時に入力フォームは、次のデータの入力待ち状態になりますので、連続して入力することもできます。移動金額データの登録が終わったら、[閉じる]ボタンをクリックしてください。

《入金の入力項目》

※入金データを記帳する場合は、[登録]ボタンをクリックしてください。[登録]ボタンをクリックすると、[記帳]シートに入力情報が転記されます。同時に入力フォームは、次のデータの入力待ち状態になりますので、連続して入力することもできます。移動金額データの登録が終わったら、[閉じる]ボタンをクリックしてください。

《出金の入力項目》

※出金データを記帳する場合は、[登録]ボタンをクリックしてください。[登録]ボタンをクリックすると、[記帳]シートに入力情報が転記されます。同時に入力フォームは、次のデータの入力待ち状態になりますので、連続して入力することもできます。移動金額データの登録が終わったら、[閉じる]ボタンをクリックしてください。

《登録リストの修正と削除》

「記帳」シートに登録されたデータ(登録リスト)は、「記帳」シート上から直接編集することはできません。データを誤って登録してしまった場合は、「データの修正フォーム」から修正します。修正したい登録リストの「No」(左端)をダブルクリックしてください。指定した番号の「データ修正フォーム」が開きます。
※登録リストを削除したい場合は、[削除]ボタンをクリックしてください。
※登録リストを修正したい場合は、データを修正してから、[登録]ボタンをクリックしてください。
※[閉じる]ボタンをクリックすると、「データ修正フォーム」を閉じます。

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■予定表(簡易スケジューラ)の活用

  予定  

「予定」シートは、家計簿の補助機能として用意しました。家計簿を記帳していくにあたって、結果を記録していくだけではおもしろみが無い感じがして、単調な入力作業も負担になってしまうのではないかと思い、そこで、将来の「予定」も管理できるようにすれば、入金予定や出金予定の計画を立てることもでき、現在残高の適切な使い道がわかりやすくなってくるだろうと思いついたものです。予定試算も任意の試算期間で自動的に計算しますので、入金予定や出金予定の予算金額を変更してみることによって、「適切な予算」(予定残高)を検討することもできます。

「予定」シートへの「予定」の入力は、シートのセルに直接入力していきます。

▼スケジュール管理(自由入力)▼ ▼入金予定(自由入力)▼ ▼出金予定(自由入力)▼
予定1 予定2 予定3 予定4 入金口座 入金額 入金メモ 出金口座 出金額 出金メモ
                   
                   
                   

1行を1日分として管理しています。日付は、「期首の日付」から400日分(行)を自動的に作成されます。
「入金口座」と「出金口座」は口座名をリストから選択して入力します。セルをクリックするとリストが表示されます。

アドバイス:
同日に異なった口座に入出金の予定が発生する場合もあります。このような場合への対策として、あらかじめ「設定」シートにて口座リストに一時口座としての口座名を登録しておくといいでしょう。たとえば「たんす」という口座名を一時口座として登録しておくことによって、予定に関する口座管理はすべてこの一時口座名で管理できますし、予算を検討する際にも、「記帳シート」で「現金」から「たんす」に口座移動させることによって、予算の確保を「たんす」という口座で管理することができます。

《試算予定期間の入力》

予算を検討する際の「予定残高」を試算するためには「試算予定期間」の入力が必要です。
「試算予定期間」は、画面左上の「本日」の日付が表示されいる右隣のセルに日数を入力します。これによって、「試算予定日」が決定されます。
※「本日」+「試算予定期間(日数)」=「試算予定日」

《予定再計算》

「予定残高」の計算は、「予定残高」に関する値が変更された時点で、基本的に自動計算されます。ただし、「予定」シートに入力された「試算予定期間」にある情報を、範囲指定(複数のセルを選択)してクリア(Delete)した場合は、予定残高の再計算機能が働きませんので、この場合は、[予定再計算]ボタンをダブルクリックしてください。

《本日を表示》

[本日を表示]ボタンをダブルクリックすると、「予定」シート画面の左上に「本日」の日付行を表示します。

《MEMO》

[  MEMO  ]ボタンをダブルクリックすると、「予定」シート画面に「メモ領域」を表示します。「メモ領域」は自由にご活用ください。

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■複合条件検索で簡単家計簿チェック

  検索  

「検索」シートでは「記帳」シートに登録されたデータを任意のキーワードで検索します。
検索用キーワードは項目別に入力し、複合条件(AND)検索が可能ですので、検索条件の設定によって登録データの細かな分析ができます。また、「検索」シートに抽出された検索結果を項目別に並べ替える(昇順/降順)こともできますので、登録データのチェックをすばやく行うことができます。

印刷
検索実行
複合条件検索
 
条件クリア
No(から) No(まで) 日付(から) 日付(まで) 月数(1〜12)
         
分類 入金科目 入金口座 入金額(から) 入金額(まで) 入金メモ
           
出金科目 出金内訳 出金口座 出金額(から) 出金額(まで) 出金メモ
           

《「記帳」シートのすべての登録データを抽出する手順》

  1. [条件クリア]ボタンをクリックする
  2. [検索実行]ボタンをクリックする

《複合条件を設定して登録データを抽出する手順》

  1. [条件クリア]ボタンをクリックする
  2. 青線枠のセルに適切なキーワードを入力する(複数設定可)
  3. [検索実行]ボタンをクリックする

※科目別明細(台帳)は、「科目集計」シートからも作成することができます。

《口座明細を作成する手順》

口座明細
  1. 口座名を「口座指定」の欄に入力します。(リストから選択)
    この時、同時に、期首金額と現在残高が表示されます。
  2. [口座明細]ボタンをクリックする。

※口座別明細(台帳)は、「口座集計」シートからも作成することができます。

口座指定▼
 
期首金額
 
現在残高
 

アドバイス:
複合条件検索は、Excelのフィルタオプション機能を使っています。慣れないうちは使い勝手に少々戸惑いを覚えるかもしれません。最初は、「複合」ではなく、1つのキーワードでいろいろと検索してみるといいでしょう。その上で、2つ目のキーワードを追加して、もう一度[検索実行]ボタンをクリックすると、抽出表示される検索結果が2つ目のキーワードによって絞り込まれていることが分かります。このコツを覚えれば、複合条件検索を効率よく活用していけると思います。
※検索条件の設定によっては、「該当データなし」と判断されて、抽出データが何も表示されない場合もあります。

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■科目別集計(かんたん台帳印刷)

 科目集計 

「科目集計」シートでは、月別の科目別集計を一覧表示しています。
[印刷]ボタンをクリックすると、この集計一覧を印刷します。(印刷イメージ画面を表示)
シート左端の「科目名」を右クリックすると、科目別の登録データ一覧(台帳)を印刷します。(印刷イメージ画面を表示)

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■口座別集計(かんたん台帳印刷)

 口座集計 

「口座集計」シートでは、月別の口座別集計を一覧表示しています。
[印刷]ボタンをクリックすると、この集計一覧を印刷します。(印刷イメージ画面を表示)
シート左端の「口座名」を右クリックすると、口座別の登録データ一覧(台帳)を印刷します。(印刷イメージ画面を表示)

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■その他

《免責事項》

R36 遣繰算段 V.2.1はフリーウェアです。
R36 遣繰算段 V.2.1の著作権は作者であるsamuが保有します。
作者は、R36 遣繰算段 V.2.1の使用により発生した損害に対し、いっさいの責任を負いません。

《連絡先》

お問合せ(Mail)
http://36way.net/excel/lib/r36_ys.htm

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